研究課題/領域番号 |
17K13143
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 仙台大学 |
研究代表者 |
高橋 徹 仙台大学, 体育学部, 講師 (30721550)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | プラグマティズム / 民主主義 / スポーツ / 共同体 / 体育 / 環境 / 民主体育 / 戦後 / コミュニティ / 市民性 / 体育の存在意義 / スポーツ哲学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、人々の交流の場としてのスポーツ環境のより良い在り方を理論的に解明することにより、スポーツ環境整備の基礎となる理念を構築することであった。スポーツによる地域社会の再生を目的とした運動施設や公園などの環境整備が各地で進んでいる。その背景には、スポーツによって地域共同体が形成されるという考えがある。しかし、そのスポーツの価値は単に環境を整備するだけで実現できるものではない。その価値を実現するためには、「行う」「みる」「支える・創る」というスポーツとの関わりを通して、人々が民主主義を実現するための態度と思考を育み、その人々が集まることで共同体を形成することが求められるのである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、継続的な地域の活性化やコミュニティの形成にスポーツが寄与し続けるための方向性を示すことができる。またこれは、平成23年に中央教育審議会スポーツ・青少年分科会が今後検討すべき課題として示した「住民が主体的に参画する地域のスポーツ環境の整備」という課題の解決にも貢献すると考えている。他方、本研究においてアメリカの哲学思想の議論を整理したこと、およびそこでの議論が体育・スポーツ科学分野の研究へと如何にして適用され得るのかを検討したことは、当該分野における基礎思想研究として、アメリカの哲学思想を取り扱った研究資料の提供に繋がるという点で学術的意義が認められると考えている。
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