研究課題/領域番号 |
17K13145
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 亜細亜大学 |
研究代表者 |
石黒 えみ 亜細亜大学, 経営学部, 准教授 (60781028)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | スポーツ指導者 / ボランティア / 貨幣価値 / WTP / 貨幣価値推計 |
研究成果の概要 |
本研究は国内におけるボランティアスポーツ指導の実態を把握し貨幣価値を推計すること,スポーツ指導に対するスポーツ実施者の支払い意思(WTP)を把握することを目的とした.インターネット調査の結果,国内のボランティアスポーツ指導実施率は4.2%であり,国内ボランティアスポーツ指導の貨幣価値はRWA法では約3700億円,Volunteer judgement RWA法では約4,100億と推計された.また,スポーツ実施者に対する調査の結果,現在指導を受けていないスポーツ実施者のうち37.7%はスポーツ指導に対する支払い意思を示し,WTP(1時間あたり)の平均値は1,223円,中央値は554円であった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義として,過去にない規模の調査により国内のボランティアスポーツ指導者の活動実態を明らかにしたことが挙げられる.特に自らの意思に反して無償で指導をしている「不本意ボランティア指導者」が約3割存在することが明らかになり,ボランティアに依存したスポーツ指導サービス供給システムの課題を浮き彫りにできたといえる.また,これらの調査結果から民間部門と比較可能な貨幣価値という形でボランティア指導活動の価値を示せたことは,今後のスポーツ指導者に関する政策・施策を検討する際の重要な知見になると考えられる.
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