研究課題/領域番号 |
17K13156
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
奈良 梨央 新潟医療福祉大学, 健康科学部, 助教 (70708148)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 競泳 / 背泳ぎ / スタート技術 / 関節伸展 / 背泳ぎスタート / フィードバックシステム / 股関節 / 膝関節 / 伸展タイミング / タイミング / スタート / 股関節角度 / 膝関節角度 / 水泳 / 体性感覚 |
研究成果の概要 |
本研究では、下肢関節伸展のタイミングの違いにより、背泳ぎスタートパフォーマンスにどのような影響を与えるかを検討した。対象者は選手11名とし、スタート時に股関節伸展後に膝関節伸展(KAH)、股関節と膝関節の同時伸展(SHK)、股関節伸展前に膝関節伸展(KBH)の3つを用いた。最も5mタイムが短いのはKAHであり、足離れ時の大転子垂直位置は、KAHとSHKがKBHよりも高く、KAHでは、指先から大転子が水中に入るまでの水平距離である入水範囲が最も短かった。この結果から、KAHは足離れ後のアーチ姿勢をとりやすくし5m通過時間を短縮するホールエントリーを可能にすることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
背泳ぎスタートルールの改正後、スタート合図前の構えに関する研究が中心に進められてきた。従って、スタート合図後の動きに着目する本研究の遂行ができたことにより、背泳ぎスタート局面全体の動作を記述することができた。その上、至適な股関節伸展角度を明らかにできた点は、評価指標を示すコーチングとは一線を画しており、競技者に合わせたコーチングを可能にすることが考えられる。 さらに、これらの研究結果は、スイミングクラブや学校体育など、水泳指導の現場に取り入れることが出来ることが考えられる。
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