研究課題/領域番号 |
17K13160
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 福井工業大学 |
研究代表者 |
辻本 典央 福井工業大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (20757520)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ランニング / 支持期 / 床反力 / 後足部外反 / モーメント / 下肢慢性障害 / 足圧分布測定器 / 足圧中心 / 足部外反 / 足部 / 外反 / 過使用障害 / 足圧分布 / 後足部外反モーメント |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、ランニング支持期中の後足部外反モーメントを、足圧分布測定器を用いて推定する手法を見出すことであった。これまでの研究から、後足部外反モーメントの大きさは、床反力計のデータから得られる「足関節中心と足圧中心の側方距離(Lankcop)」によって推定できることが分かっている。本研究では足圧分布測定器のデータからLankcopを求める手法を確立し、その手法により得られた値と、床反力計のデータから得られた値とを比較した。その結果、寄与率98.9%という関係性が得られた。よって、本研究で確立した手法を用いることで、足圧分布測定器による後足部外反モーメントの推定が可能となることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ランニング支持期に発生する後足部外反モーメントは下肢慢性障害と関係が深いと言われている。そのため、ランナーに対してモーメントの大きさを測定し、障害リスクを評価することは障害予防の観点から重要である。しかし、モーメントの測定には床反力計のデータが必要であり、実験室内という場所での測定に限られていたため、これまで一般的には普及してこなかった。本研究では、可搬性に富む足圧分布測定器を用いて後足部外反モーメントの評価を行うことを目指している。これが実現すると、場所を選ばず後足部外反モーメントの測定が可能となり、より多くのランナーに対する下肢慢性障害のリスク評価に繋がるものと考えられる。
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