研究課題/領域番号 |
17K13162
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
|
研究機関 | 東洋大学 (2018-2022) びわこ成蹊スポーツ大学 (2017) |
研究代表者 |
熊澤 拓也 東洋大学, ライフデザイン学部, 講師 (70793818)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 占領期 / 駐留米軍 / 米軍基地 / 基地文化 / アメリカンフットボール / 星条旗新聞 / Stars and Stripes / 米軍基地でのスポーツ / 中四国でのアメリカンフットボール / 日本スポーツ史 / 占領期研究 / 広義の軍事史 |
研究成果の概要 |
第1に、駐留米軍は非常に数多くのスポーツを、独自のスポーツ施設内のみならず、接収した日本のスポーツ施設においても、様々な目的(競技、訓練、余暇、性病予防など)で行なっていたという事である。 第2に、基地内部の大会に始まり、勝ち進めば最後は日本本土代表として他国に駐留する米軍チームと対戦する国際試合まで、一連のトーナメント戦やリーグ戦が組まれており、国際米軍スポーツ界とも言うべき体系だった制度・仕組みが形成されていたという事である。 第3に、多種多様で活発な駐留米軍のスポーツ活動は、用具・施設・指導者等だけでなく、日本の人々が新たなスポーツを初めて体験・観戦する機会ももたらしたという事である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまでのスポーツの人文社会科学研究における「占領期の欠落・駐留米軍の不在」という研究史上の穴を埋めると同時に、従来の占領期研究におけるスポーツという分析対象の欠落も埋める役割を果たす。 また、軍事史研究では、軍隊と社会・住民の関係を問う「広義の」軍事史といった新たな研究潮流が出始めており、その一分野として海外では軍隊スポーツ研究が盛んになりつつあるが、日本占領期の駐留米軍を対象とした研究は国内外問わず管見の限り皆無である。この点で本研究は軍隊スポーツ研究という分野の知見を深める点でも有意義である。
|