研究課題/領域番号 |
17K13185
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 (2018-2019) 電気通信大学 (2017) |
研究代表者 |
堀田 一樹 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 講師 (30791248)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 骨格筋 / 微小循環 / 2光子レーザー走査型顕微鏡 / 毛細血管 / 血管透過性 / 2光子レーザー顕微鏡 / 伸長性筋収縮 / 二光子レーザー走査型顕微鏡 / 血管内皮 / 透過性 / 2光子レーザー走査型顕微鏡 / 筋損傷 / 二光子レーザー顕微鏡 / in vivoイメージング |
研究成果の概要 |
骨格筋の血流は運動時に劇的に増加します.本研究では,運動負荷によって損傷を引き起こしたラットの骨格筋において,2光子レーザー走査型顕微鏡を使って,毛細血管の血行動態を3次元的に観察しました.ラットの血管内に蛍光物質を流すことで,血流観察が可能なように工夫しました.運動によって損傷した骨格筋では,蛍光物質が毛細血管の外に漏れ出していることが分かりました.損傷筋において血管透過性に関与する血管内皮増殖因子の発現が起きていること分かり,骨格筋の微小循環の制御は筋細胞と血管の相互作用によって調節されていることが示されました.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨格筋の毛細血管は,筋細胞との様々な物質交換を行う場です.本研究では,骨格筋の毛細血管は血管透過性(血管内外の物質移動のしやすさ)を調節していることを明らかにしました.運動によって損傷を受けた際に,血管透過性が高まり,血球成分などが間質へ漏出しやすくすることで,壊れた細胞の貪食を促進すると考えられました.逆に,再生筋が出現してくる回復期には血管透過性が低下し,再生筋の成熟を促すものと思われました.
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