研究課題/領域番号 |
17K13204
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 宮崎大学 (2019-2020) 福岡大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
塩瀬 圭佑 宮崎大学, 教育学部, 講師 (70708106)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | グリコーゲン / 糖質摂取量 / 血糖値 / 基質酸化 / 筋グリコーゲン / カーボローディング / 食事習慣 / 血糖値変動 / 糖取り込み能 |
研究成果の概要 |
本研究では、習慣的な糖質摂取量の多寡が高糖質食摂取時の代謝応答に及ぼす影響について検討した。本研究の結果、安静状態で高糖質食を負荷した場合、習慣的な糖質摂取量が少ない者では24時間以内の呼吸交換比が低く、血糖値が高かった。一方、運動後に高糖質食を負荷した場合、習慣的な糖質摂取量多寡により運動後24時間、72時間の筋グリコーゲン動態に違いは見られなかった。したがって、習慣的な糖質摂取量の多寡は高糖質食を摂取した際の血糖値及び基質酸化率に影響するが、運動後の筋グリコーゲン合成には影響を及ぼさない可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、習慣的な糖質摂取量の多寡は筋グリコーゲンの回復動態に影響を及ぼさない可能性が示された。このことは、今後アスリートらの運動後の糖質摂取量を検討する際に有用な科学的知見となる。一方、習慣的な糖質摂取量が安静時の血糖値や基質酸化率に影響を及ぼした点は、普段の食事の状況が個人間の代謝応答の差を説明する一要因となる可能性を示唆するものであり、今後他の栄養素やエネルギー摂取量が及ぼす影響を評価する試みが期待される。
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