研究課題/領域番号 |
17K13226
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
竹内 真太 国際医療福祉大学, 成田保健医療学部, 講師 (10599898)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 心拍数 / 歩行 / 酸素摂取量 / 同期現象 / 虚血性心疾患 / 運動療法 / 動脈硬化 / 心拍リズム / 運動リズム |
研究成果の概要 |
本研究では、心拍-運動リズム間の同期現象(Cardiac-Locomotor Synchronization:CLS)を応用した運動プログラムの適応や安全性を検討することを目的に、CLSの発生機序および発生特性を調査した。その結果、CLSの発生は、若年健常者では低体力の者や運動習慣が無い者で起こりやすかった。また若年者よりも高齢者で起こりやすく、虚血性心疾患患者においても同年代の健常者と比べて起こりやすいことが明らかとなった。これらの結果から、CLSの発生には、対象者の運動耐容能、および呼吸性洞性不整脈と動脈圧受容器反射感受性の減弱が関わっていることが考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では心拍-運動リズム間の同期現象(Cardiac-Locomotor Synchronization:CLS)に関する発生機序や発生特性の解明に取り組み、低体力者や高齢者、循環器疾患患者などの運動継続が困難となりやすい対象者ではCLSが発生しやすい可能性を示した。CLSが発生している際には骨格筋への血液供給が最適化されることや、心臓仕事量が軽減されることが報告されている。そのため、本研究で明らかになったCLSの発生特性は、CLSが運動の維持をサポートするための生体の反応であることを裏付けると考えられ、医療や健康増進分野での研究へと繋がる発展性を示すことに貢献したと考えられる。
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