研究課題/領域番号 |
17K13239
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
|
研究機関 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) |
研究代表者 |
大須賀 洋祐 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (10741986)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 二重課題 / 運動機能 / 認知機能 / 併存妥当性 / 構成概念妥当性 / 予測妥当性 / 再現性 / 併存的妥当性 / 予測力 / 判別力 / 認知パフォーマンステスト / 実用性評価 / 信頼性評価 / 妥当性評価 / 認知パフォーマンス / 運動老年学 |
研究成果の概要 |
本研究は、新たな運動・認知二重課題テストStepping Trail Making Test(S-TMT)の実用性、信頼性、構成概念妥当性、併存妥当性、予測妥当性を検証した。包括的老年医学健診におけるS-TMTの実施率は99.1%であった。S-TMTの再現性は良好で、運動機能として移動能力を認知機能として視覚依存の遂行機能を評価する二重課題テストであることが明らかとなった。また、S-TMTの全般的認知機能低下に対する判別力と予測力は、運動または認知機能単独評価よりも優れていることが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの先行研究では、運動・認知二重課題評価の全般的認知機能に対する判別または予測力は、運動または認知機能単独評価よりも優れるかどうか不明であった。本研究は、S-TMTによる運動・認知二重課題評価が、運動または認知機能単独評価よりも全般的認知機能低下者をより高い精度で判別・予測する能力があることを初めて報告した。S-TMTは、省スペースで簡便に、楽しみながら実施できる有用なテストとして、介護予防または保健事業等での活用が期待できる。
|