研究課題/領域番号 |
17K13242
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
須山 聡 北海道大学, 医学研究院, 特任助教 (70758581)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 児童精神医学 / 子ども / 睡眠 / インターネット / インターネット依存 / 児童青年精神医学 |
研究成果の概要 |
インターネット依存(Internet Addiction)に併存する精神症状、身体症状のひとつに睡眠障害がある。本研究では客観的指標を用いて睡眠状態や活動量を評価し、インターネットの利用状況との関連性を検討した。60人の中学生とその保護者に対する質問紙調査を行い、また、携帯型活動量計を用いて中学生の睡眠状態、活動量を評価した。インターネット依存度テストの得点により、インターネット正常使用群(26人)とインターネット依存傾向群(34人)とに2群化して比較したところ、インターネットの依存傾向が高い群では平均就寝時間が遅くなる傾向がみられた
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、質問紙、携帯型活動量計による測定とも、インターネットの依存傾向が高い群では平均就寝時間が遅くなることが示された。先行研究に同様の結果がみられるが、本研究では客観的指標を用いて示すことができた点では意義深いと考える。本研究の結果より、子どもに必要な睡眠や活動量の確保のために、インターネットの適切な利用について客観的指標を用いた具体的な提言を行うことができ、インターネット依存やそれに併存する精神症状、身体症状の早期予防にもつながると考える。
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