研究課題/領域番号 |
17K13243
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
渡邊 將司 茨城大学, 教育学部, 准教授 (80435213)
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研究協力者 |
引原 有輝
青山 友子
若林 斉
塙 智史
田中 茂穂
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 子ども / 体力 / 運動スキル / 身体組成 / 身体活動量 / 身体活動 / インタビュー / 骨密度 / トラッキング / 小学生 / 持ち越し効果 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,幼少期のどのような要因が,思春期の体力・身体組成・身体活動に影響するのかを明らかにすることであった。本研究の対象者はおもに東京,千葉,茨城に住む小学生248名で小学1年生から小学5年生まで追跡調査した。小学1年生と5年生時には,体力項目として有酸素能力(VO2max),身体組成として体脂肪率(DXA法),そして運動スキル(TGMD-2)も評価した。加えて身体活動量(加速度計)は毎年調査した。 その結果,思春期の有酸素能力には幼少期の体脂肪率と有酸素能力が,思春期の体脂肪率には幼少期の体脂肪率が,思春期の身体活動量(特にMVPA)には幼少期の運動スキルと体脂肪率が関係していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小学校高学年時の体力・運動経験・運動有能感は,中学校期の運動部への加入に影響することが明らかになっている。今回の追跡調査の結果から,小学5年時の体力,体脂肪率,身体活動量には,幼少期の体力,運動スキル,体脂肪率,身体活動量が関係することが確認できた。すなわち幼少期に適切な体型を保ち,体力・運動技能・運動習慣を十分に獲得しておくことが将来の運動参加や健康に影響する。 特に,幼少期の運動スキルの獲得レベルが思春期の身体活動量に影響することから,就学前から,スキップやジャンプといった体を操作する運動技能に加えて,ボールを投げる・捕るなど用具を操作する運動技能を遊びながら獲得できると良いだろう。
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