研究課題/領域番号 |
17K13250
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
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研究機関 | 川村学園女子大学 |
研究代表者 |
古屋 朝映子 (平倉朝映子) 川村学園女子大学, 教育学部, 准教授 (10612468)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | アクション・リサーチ / インタビュー調査 / 関係の変化 / 実践知 / 子ども / 親子 / 運動環境 / 円環的相互関係 / 運動 / 環境構成 / 親子体操 / 実践研究 / 指導者 / 相互主体性 |
研究成果の概要 |
本研究では,子どもが多様な動きを経験でき,自発的に体を動かしたくなる環境の構築を目指し,アクション・リサーチを実践した.その活動内容の分析から,子どもの運動環境における「子ども-環境-指導者」の円環的相互関係や親との関係性を明らかにした.加えて,指導者へのインタビュー調査より,環境構成の「工夫」に関する実践的な知見を得た. アクションリサーチからは,子どもが用具という環境と関わりながら自発的に活動を展開できる環境構成のための視座や運動教室参加者の関係の変化について明らかにすることができた.また,指導者へのインタビュー調査からは,熟練した指導者の実践知の構造を提示することができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境との相互作用に関する研究は,発達心理学や保育学においては散見されるものの,それらは静的場面を取り上げた研究が多く,運動というダイナミクスな身体活動に焦点を当てた研究は見られない.子どもの運動環境においては,環境の構成という視点が重要であり,従来の運動技能や体力重視の視点から,環境の構成およびそのプロセスに焦点を当てた視点への転換により,子どもの適切な運動環境を構成するために有用な知見を導き出すことができると考えられる.
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