研究課題/領域番号 |
17K13267
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ケミカルバイオロジー
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
竹本 靖 京都大学, 化学研究所, 助教 (50453543)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ケミカルバイオロジー / ケミカルジェネティクス / 小分子化合物 / 多能性幹細胞 / 心筋分化 |
研究成果の概要 |
KY02111は、多能性幹細胞から心筋細胞への分化を強力に促進する小分子化合物である。その標的分子や作用機序は長らく不明であった。申請者は、ケミカルバイオロジー手法によりKY02111の結合タンパク質の同定に成功した。しかし、その結合タンパク質が心筋分化に関与するという報告はこれまでになかった。そこで、本研究では、ケミカルジェネティクスの概念に基づき、KY02111の作用機序を明らかにすることで、これまでに明らかにされていない多能性幹細胞の心筋分化機構の解明を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多能性幹細胞から分化させた心筋細胞を用いた細胞治療が、今後の心臓疾患の治療に大いに期待されている。そのためには、心筋分化機構の理解が非常に重要となる。KY02111は、高効率で多能性幹細胞から心筋細胞へ分化を誘導できる有用な化合物である。本研究課題で申請者は、KY02111をバイオプローブとして用い、その作用機序の解明を試みた。今回、申請者の研究で得られた知見により、多能性幹細胞から心筋細胞への分化機構の理解が深まり、また、本研究成果を基にして、より強力な心筋分化促進化合物の創出が期待される。
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