研究課題/領域番号 |
17K13271
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基盤・社会脳科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
荒木 俊彦 大阪大学, 医学部附属病院, 技術職員 (20755277)
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研究協力者 |
平田 雅之
渡邉 嘉之
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 言語機能 / 脳磁図 / 脳律動 / 加齢 / 記憶力 / 脳活動 / バイオマーカー |
研究成果の概要 |
本研究では、言語能力を反映する脳活動を見出すために、言語能力が加齢により低下していると想定される高齢群と、言語能力が低下していないと想定される若年群の言語を考えているときの脳活動を比較した。 結果、高齢群では若年群と比較して脳活動量が高く、特に言語を司る領域である左半球の活動量が高くなっていた。さらに、実際の言語に関する知能指数(IQ)と記憶力に関して脳活動量との関係性を調べると、IQは高齢群、若年群ともに脳活動量の間に関係性はなかったが、記憶力は若年群において脳活動量が高いほど記憶力が低いという関係性が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の言語記憶力テストは検査所要時間が1時間程度かかり、実際に言語能力の低下した患者にとって負担が大きく、検査施行が困難であることも少なくない。それに対し、本研究で採用した言語課題を脳磁図で実施する場合、課題自体が簡単で検査時間も10分程度であり、患者にとって心身ともに負担が少ない。よって、本研究成果は、患者にとって簡便で負担の少ない言語記憶検査法の開発に寄与するものと考えられる。
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