研究課題/領域番号 |
17K13282
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
|
研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
日下部 尚徳 東京外国語大学, 世界言語社会教育センター, 講師 (60636976)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 防災 / サイクロン / ベンガル湾 / バングラデシュ / 国際協力 / 災害脆弱性 / レジリエンス / ベンガル湾沿岸地域 / 社会学 / 地域研究 |
研究成果の概要 |
本研究は、サイクロンによる被害が甚大なベンガル湾沿岸地域において、フィールドワークをもとに地域の災害脆弱性が高まる要因を複合的に論じた実証研究である。本研究を通じて、貧困やジェンダー、高齢化などの社会的課題が原因で住民の災害対応能力が低下し、構造物による防災政策が十分に機能しないことを指摘した。研究成果は、最終年度に執筆した単著『Disaster Vulnerability and Poverty: Cyclone Damage and Resilience in Bangladesh』に加え、最終的に単著2冊、編著3冊、論文3本などの研究実績に結実した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究においては、サイクロン被害が甚大なベンガル湾沿岸地域の被災状況と復興過程を微視的視座から検討することにより、被害拡大要因としての災害脆弱性と、縮小要因としてのレジリエンスを構成する社会的要素を明らかにした。本研究は、官(ODA)・民(NGO)ともに途上国の防災支援に積極的な日本にとって、ソフトとハードの両面からより効果的な防災支援・災害復興支援のための政策立案に寄与しうるものであり、今後の途上国の被害削減に資するものである。
|