研究課題/領域番号 |
17K13296
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
河合 沙織 龍谷大学, 国際学部, 准教授 (60734499)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 地域経済発展 / ブラジル / 地域主体 / 経済事情 |
研究成果の概要 |
本研究では,格差の縮小をともなう経済発展を遂げた2000年代のブラジルに着目し,地域経済の発展パターンについて質的かつ量的な検討を行った。ローカルに展開されるボトムアップ型の開発形態について,ブラジルでは行政レベルにおける制度面での整備や実施主体間のネットワーク化が進んでいることが明らかとなった。くわえて,市町村に該当する基礎自治体「ムニシピオ」の単位で実証分析を行うことで,グローバルな市場とのつながりや大都市であるかどうか,住民の年齢構成,宗教的多様性や治安といった要因が地域単位で投票行動を特徴付けるとともに,地域経済発展に影響を及ぼすことを示唆する研究結果を導き出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ブラジルを対象とした本研究において,中央政府主体のトップダウン型地域開発政策のみならず,地方分権化や市民社会の成熟により可能となる地域経済の担い手である多様なアクターの実践に注目し,地域経済発展に関する研究成果を公刊し始めたことは大きな学術的・社会的意義をもつ。また,事例研究に留まりがちなボトムアップ型あるいはローカルレヴェルでの市民参加や社会運動を,経済的・社会的・政治的特徴を集計したデータベースと併せて全国・地域別に位置づけることで,地域固有の要因や共通する要因の計量的検証が可能となる研究の端緒を開いた。
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