研究課題/領域番号 |
17K13303
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
大原関 一浩 摂南大学, 外国語学部, 講師 (00749880)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | からゆきさん / 性管理 / 移住 / 売買春 / ジェンダー / 労動 / 性労動 |
研究成果の概要 |
本研究は、これまで研究の蓄積が少ないハワイ・オーストラリアにおける日本人売買春の歴史に関する研究を開始するにあたり、先行文献の精査・海外アーカイブの予備調査を行い、今後の研究課題を明確化した:① オーストラリアに関しては、北米西部における日本人売買春に関する研究のなかで得た知見を生かし、両地域における人種経験、日本からの渡航ルート、現地の官憲による外国人女性の性管理などのテーマを、比較の視点から検討していく;② ハワイに関しては、海外アーカイブで入手可能な公的文書(連邦裁判所や巡回裁判所の記録など)の分析を通じて、国家による外国人の性管理と日本人売買春の関係を明らかにしていく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
冷戦終結後の約30年間で、人やモノの国境を超える移動に関する学術的・社会的な関心が高まり、歴史学などの社会科学の分野では、「人身売買」などの国際的な問題についての研究が増加した。ハワイやオーストラリアにおける日本人売買春は、1世紀以上も前に起きた事象であるが、今日の国際的な問題について重要な問題提起となりえるテーマである。
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