研究課題/領域番号 |
17K13305
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 神戸大学 (2021) 名古屋大学 (2019-2020) 東北大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
内山 愉太 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 助教 (00710766)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 地域資源 / 時間距離 / 多世代連携 / 生態系サービス / 世界農業遺産 / 景観 / 参加型マネジメント / GIS / 多世代 / 資源管理 / アクセス / 相互理解 / 観光資源 / 地域認定 / 産品認証 / 地理的表示 / 自然資源 / 着地型観光 / 地域運営 / 地理情報システム(GIS) / 能登半島 / 文化資源 / アクセス性 / 地域計画 |
研究成果の概要 |
本研究では、観光資源に対する訪問者の社会的評価が、資源までの距離によって異なり、景観や祭事といった異なる性格の資源は、距離毎の評価パターンも異なることを解明した。さらに、時間距離によって評価が変化する理由と、各資源について高/低評価する人々の分布の特定を行った。また、SWOT分析により着地型観光における多世代参加型の資源管理モデルを構築した。資源管理に活用される世界農業遺産等の制度や自然資源に対する認識等についても調査を行い、地域内外の住民や異なる世代の関係者の認識の差異を考察し、多世代参加型のマネジメントを促進するための知見として結果は国際学会や学術誌において発表を行っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、学術的には地域資源マネジメントにおける資源と資源管理者や訪問者の関係性に関する理論の発展に貢献する。国際的な比較研究にも応用可能な方法論を構築しており、今後は国内外の地域を対象とした国際共同研究として発展することが期待できる。社会的には、各地域の着地型観光事業について、小規模な事業者が運営することも多い状況において、規模に頼らずに事業を持続的に運営、継承することが求められており、訪問者の資源への社会的評価を的確に把握し、訪問者も巻き込む多世代参加型の資源管理を行う際に有用な知見を提供する点で意義がある。
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