研究課題/領域番号 |
17K13312
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
人見 誠・マルセール 明治大学, 研究・知財戦略機構(生田), 研究推進員(ポスト・ドクター) (10758618)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 町並み / 場所性 / イメージ / まちづくり / 地域イメージ / 地域資源 / 景観構成要素 / 表象 / 景観 / 観光文化 / 門前町 |
研究成果の概要 |
地域イメージ創出に用いられる空間構成要素およびその出現傾向について、根拠として用いられる史実や伝承、いわゆる地域資源と称される要素との関連性についても考察した。門前町として修景実態と観光化の関係及び用途地域等の条件との比較から、地域イメージの創出に向けた取り組みについては市街化の影響を強くうけるものと仮を立てていたものの、周辺環境の市街化が必ずしもまちづくり活動やイメージ作りを発生させるわけではないことが考察された。二次創作などの第三者によって地域資源が利用される、その要素を地域づくりや町のイメージとして取り込むといったイメージの再生産がなされる際の特徴について論じた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
やや近視眼的なまなざしで空間構成要素を楽しむことができる現在のポスト・ツーリズム的なまなざしの下では、地域活性化の成果に関わらず、空間構成要素として出現する要素に際立って大きな違いはないと考えられた。二次創作要素先導型のイメージがもたらされている事例では、その取り組みの重層性により町並みとして表出してきていることが認められる。また、門前町の道路幅員や車両通行の有無など、基本的な空間構成によってそれらの町並みを再発見するための条件が異なる点も、イメージの再生産における差を生じさせることが考えられた。
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