研究課題/領域番号 |
17K13316
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 慶應義塾大学 (2020) お茶の水女子大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
峯島 宏次 慶應義塾大学, 文学部(三田), 准教授 (80725739)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 形式意味論 / 論理学 / 証明論 / 自然言語推論 / 図形推論 / 型理論 / 計算言語学 / 含意関係認識 / 意味論 |
研究成果の概要 |
本研究は、現代論理学における証明論及び図形推論の手法を用いて、より自然言語の構造に即した形で自然言語の推論を解析するための論理的枠組みを確立することを目的として進められた。型理論的な統語論(範疇文法)のもとで、自然言語の合成的意味論と証明系の整備を進め、またこれを様々な言語現象に適用することを試みた。さらにこの枠組みを計算言語学における含意関係認識(自然言語推論)の問題へと応用する研究を発展させ、その成果を公開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人は自然言語を使っていともたやすく情報を伝達したり収集したりすることができる。しかし、その仕組みを理論的に解明することは決して容易なことではない。特に自然言語による推論は、言語の構造と意味、常識や世界知識、言葉が使用される文脈などさまざまな要因が関与した複雑な現象である。本研究ではこの研究に主に現代論理学の証明論の手法を用いて取り組んだ。特に文脈を考慮してさまざまな文の意味を合成的に導出し、自動推論を行う理論的な枠組み、またそれを計算言語学の含意関係認識の問題に応用する方法を発展させ、その成果を公開した。
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