研究課題/領域番号 |
17K13326
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
哲学・倫理学
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研究機関 | 神戸市看護大学 (2018-2021) 久留米工業高等専門学校 (2017) |
研究代表者 |
藤木 篤 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (80609248)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 公衆優先原則 / 環境配慮義務 / 相反 / 外的指針 / 心理的葛藤 / 併存可能性 / 工学倫理 / 技術者倫理 / 公衆衛生倫理学 / 食農倫理 / フードテック / アグテック / 遺伝子ドライブ / ジオエンジニアリング / 地球工学 / 共約不可能性 / 環境倫理学 / 環境衛生 / 公衆衛生 / 志向倫理 / RRI / 日本住血吸虫 / 不妊虫放飼 / 技術者 |
研究成果の概要 |
最終的な研究成果として明らかになったのは、「公衆優先原則と環境配慮義務において主張される「公衆の安全・衛生・福利」および「環境への配慮」という文言そのものに多義性が認められるが故に、それらの文言が指示する内容が一体どのようなものであるかを明文化することが重要である」という点である。公衆優先原則および環境配慮義務におけるそれぞれの文言が指し示す内実を明らかにしない限り、公衆優先原則と環境配慮義務の間に生ずる相反については、解消が困難である。本研究によって、それらの相反関係を解消しうる基準の雛形を作成することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果によって、少なくとも公衆優先原則と環境配慮義務(およびそれに類する種々の義務)の間に生ずる可能性のある相反関係については、今後より詳細な分析が必要となる可能性が示唆された。
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