研究課題/領域番号 |
17K13335
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
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研究機関 | 花園大学 |
研究代表者 |
清水 俊史 花園大学, 文学部, 研究員 (40718996)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 上座部 / 註釈家 / ダンマパーラ / アーナンダ / マハーナーマ / ウパセーナ / 上座部註釈家 / 仏教学 / 註釈文献 / スリランカ / アッタカター / ティーカー |
研究実績の概要 |
上座部註釈家のうちダンマパーラ、アーナンダ、ウパセーナの年代論について考察した。 結論として、①『無礙解道註』を著したマハーナーマは、その跋文と『小史』の記述に基づけば、六世紀初めの人物であり、『無礙解道註』の成立はモッガラーナ一世の没後第三年の514 年と考えられる。②『義釈註』を著したウパセーナは、その跋文と『小史』の記述に基づけば、九世紀後半の人物であり、『義釈註』の成立はセーナ二世の在位第二十六年、すなわち878 年と考えられる。③〈阿毘達磨復註〉を著したアーナンダは、『法集論復註』跋文と『小史』の記述に基づけば、十世紀後半の人物である。④『導論註』、〈阿毘達磨複々註〉、〈小部註〉、『清浄道論註』、〈ニカーヤ複註〉の五つを著したダンマパーラは、『清浄道論註』跋文と『小史』の記述に基づけば、十世紀後半の人物である。以上の四点を結論した。 また、ダンマパーラ著作の「中有」にかんする記述のうちに、『倶舎論』からの引用を多数確認した。この発見は南北仏教の思想的連絡があったことを示す重要な手がかりになると思われる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
具合的な年代論や、北伝仏教との繋がりが解ったことは大きな進展である。
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今後の研究の推進方策 |
ヴァジラブッディなどの年代論を考察していきたい。
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