研究課題/領域番号 |
17K13349
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 東京大学 (2020) 東京藝術大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
金 志善 東京大学, 大学院総合文化研究科, 特別研究員 (30720627)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 植民地朝鮮 / 在朝鮮日本人 / 日本伝統芸能 / 京城日報 / 京城放送局(JODK) / 音楽文化 / 音楽記事・広告 / 音楽プログラム / 京城放送局 / 在朝日本人 / 邦楽公演 / JODK / 日韓近代音楽史 / 朝鮮文化史 / 歌舞伎 / 音楽記事 / 総力戦 |
研究成果の概要 |
本研究は、植民地朝鮮(1910~1945)における日本人社会の音楽文化受容の一側面について『京城日報』音楽 関連記事・広告と、京城放送局の音楽プログラムを 手掛かりに明らかにするものである。研究期間全体を通して最も大きな成果と言えるのは『『京城日報』音楽関連記事・広告目録集』をまとめたことである。これにより、在朝鮮日本人による音楽活動の全体的な活動実態が解明され、音楽史・文化史において支配権力と文化性の関係性について究明し、日本・韓国の音楽史の枠組みを拡大した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
朝鮮の音楽文化の様相を『京城日報音楽関連記事・広告目録集』と京城放送局(JODK)の音楽プログ ラムを分析することで、その実態を歴史的観点から総合的に考察できた。「植民地朝鮮」という 特質を充分に理解した上で、「在朝鮮日本人社会における音楽文化受容」からみえてくる全体像を描き出し、その実態から見えてくる「日本の音楽文化」を今まであまり言及されてこなかった日本と韓国の「音楽関係史」「音楽文化史」として再構築したことは、学術的に大きな意義があると思われる。本研究を遂行する際に出版した『京城日報音楽関連記事・広告目録集』は、日韓近代音楽史の発展にも貢献できたであろう。
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