研究課題/領域番号 |
17K13369
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
園部 友里恵 三重大学, 教育学部, 特任講師(教育担当) (80755934)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | インプロ(即興演劇) / 高齢者 / ファシリテーター / 演劇 / アクションリサーチ / ワークショップ / パフォーマンス / 高齢者演劇 / インプロ |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、高齢者インプロ実践を行うにあたり、高齢者自身が主体的にファシリテーション技術を高めていくためのプロセスモデルを構築することであった。①国内外のインプロ理論・実践研究、ワークショップ・ファシリテーション研究等の文献レビュー、②国内外のインプロ実践への参与観察調査、③国内でのアクションリサーチを通じて、高齢者の特性を踏まえたファシリテーション技術の特徴、高齢者自身がファシリテーターとして熟達していくプロセスを解明し、その支援のあり方をモデルとして構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでのインプロ研究で対象とされてこなかった「高齢者」の視点からインプロ実践方法論を検討し、同研究の対象領域を拡張した点に本研究の学術的意義がある。また、若手演劇実践者のコントロールを離れ、高齢者自身が自らの表現を「当事者」の視点から検討し発信することは、新たな表現形態の創出につながり得る。 本研究の成果がパフォーマンスという「実践」を通して外部に公開されている点に社会的意義がある。また、高齢劇団員たち自らがファシリテーション技術を身につけ、各人が既に関わりのある場(高齢者サロン、老人会等)で実践にかかわっていくことで、こうした技術を劇団外の多様な活動の場にも広げていくことができる。
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