研究課題/領域番号 |
17K13370
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
芸術一般
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研究機関 | 福岡女学院大学 (2018) 大阪大学 (2017) |
研究代表者 |
須川 渡 福岡女学院大学, 人文学部, 講師 (50709566)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 舞台芸術 / 農村演劇 / サークル文化運動 / 芸術諸学 / 社会学 |
研究成果の概要 |
本研究は、第二次世界大戦後の岩手県の農村演劇の実態を、作品分析の側面から調査研究することを主眼とした。特にこの研究では、岩手県湯田町(現西和賀町)を拠点とする劇団ぶどう座の活動に焦点をあてた。2016年にぶどう座劇団員の遺族から提供のあった史料の収集整理を中心に行い、研究期間中に530点の図書目録化の作業が終了した。 また、戦後湯田における演劇文化の実態を知るため、1949年まで湯田に存在した芝居小屋・川尻座についての聞き取りを地元住民から行った。そのうえで、同時代の都市圏の演劇実践と比較し、湯田における演劇実践が全国的に展開したサークル文化運動の影響を受けていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2年間の研究期間において収集・整理した劇団ぶどう座の史料は演劇関係の図書雑誌に加え、農村運動や婦人運動、岩手県の郷土資料等も含んでいる。これら史料は演劇のみならず、広く当時の社会運動や文化運動を知る上で重要な価値を持っている。 また、銀河ホール創設以降のぶどう座に関する調査は、近年の地域演劇やアマチュア演劇について考える上でも重要な意味を持つ。
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