研究課題/領域番号 |
17K13382
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
森 暁子 お茶の水女子大学, コンピテンシー育成開発研究所, 研究協力員 (50705788)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2018年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 武辺咄 / 兵学者(軍学者) / 武田流兵法 / 甲州流兵法 / 武家文化 / 軍書 / 加賀藩 / 近世文学 / 国文学 / 兵学者 |
研究成果の概要 |
武田流兵法創始者・小幡景憲の談話を集成した『景憲夜話』・『翁物語』を翻刻し、収録された逸話の傾向を明らかにした。また加賀藩初期の有力な兵学者・関屋政春の『政春古兵談』・『乙夜之書物』を翻刻し、各話の話者の特定作業を進めた。さらに政春の甥・弟子の有沢永貞らの著作も調査した。 兵学者の手による近世的な武辺咄集(武士に関する逸話集)の性質、一般への浸透について一端を解明することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、武士、ことに兵学者の存在が、近世文学史上において重要であることを示すものであり、特に戦国時代以降の歴史観、人物像の形成の過程の一端を明らかにするものである。従来一部しか注目されていなかった武士の著作、また文学とは遠い存在と見なされてきた兵学者の著作について、文学研究の俎上で捉え直すことの価値を提示したことに、特に学術的に価値がある。
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