研究課題/領域番号 |
17K13389
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 東洋大学 (2020-2021) 県立広島大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
高松 亮太 東洋大学, 文学部, 准教授 (20634538)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 和学 / 賀茂真淵 / 田安宗武 / 石川依平 / 上田秋成 / 内山真龍 / 栗田土満 / 有職故実 / 国学 / 本居宣長 / 装束 / 万葉集 |
研究成果の概要 |
本研究は、賀茂真淵の学問を近世中後期という時代に即してどのように位置付けることができるのか、ということを解明する作業の一環である。そこで、真淵の故郷であり、門人も多く輩出した静岡県に数多く現存する和学関係資料の徹底した調査を行い、整理することで、研究の基盤を整えた。また、調査を通して得られた情報とともに、各地の図書館に蔵される関連資料を参照することにより、賀茂真淵の学問的活動と遠州の和学者たちの伝記研究に新たな知見を加えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、これまでなかなか日の目を見る機会のなかった原資料の掘り起こしとその整理を基盤とするため、一部の著作に立脚して行われてきた和学研究からは見えてこなかった、和学者たちの新たな足跡や学問的活動の具体など、近世中後期の和学の新たな側面を浮き彫りにすることができたという点で大きな意義を有する。また、本研究は近世中後期における学問展開の様相を明らかにするという問題の解明に向けた基礎作業でもある。一見零細な資料を丹念に積み重ねていくことで、近世の学問史の構築へと繋がっていくものでもある。
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