研究課題/領域番号 |
17K13394
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 大正大学 |
研究代表者 |
春日 美穂 大正大学, 教育開発推進センター, 専任講師 (50734456)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 源氏物語 / 紫式部日記 / 仏教学 / 平安文学 / データベース / 仏教 / 中古 / 中古文学 / 栄花物語 |
研究成果の概要 |
本研究は、平安時代の文学作品における仏教的な事項について検証するものである。本研究の成果は、①『源氏物語』『紫式部日記』の仏教的事項、関連する人物、該当場面を検索できるデータベースを作成しホームページ上で公開した、②論文、口頭発表、ポスター発表の形で成果を公開した、③平安時代の仏教的事項にかかわる講演会と展示を開催し、一般に公開した、の3点が挙げられる。特に②では、データベースを使用しながら、『源氏物語』の五壇の御修法にかかわる論文において、当時の仏教的事項と物語との関連をまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の『源氏物語』『紫式部日記』をはじめとする古典文学のデータベースは、基本的に語彙と掲出箇所を検索するものであった。しかし、本研究において作成したデータベースは、仏教的事項、関連する人物、該当場面を複合的に検索できるものとした。また、それをホームページ上で公開することで、多くの人のアクセスを可能にしたことが社会的意義としてあげられる。 学術的意義としては、以上のデータベースを作成することで、仏教的事項を抽出する作業を行い、今後も研究を発展させるべき項目を浮かび上がらせたことにある。本研究ではその一端として、御願寺や五壇の御修法について検証した。
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