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日系アメリカ人のトラウマとその回復・再生の表象―作家ヒサエ・ヤマモトを中心に

研究課題

研究課題/領域番号 17K13419
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 英米・英語圏文学
研究機関群馬工業高等専門学校

研究代表者

長井 志保  群馬工業高等専門学校, 一般教科(人文), 准教授 (80710524)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード日系アメリカ文学 / 米文学
研究成果の概要

日系アメリカ文学の古典ともいえる短編作家ヒサエ・ヤマモトの異文化間交流をテーマとする作品における日系人の主体形成について、主に人種、宗教、セクシュアリティの見地から考察をした。具体的には、(1)戦前からの人種差別によるトラウマや、戦争とそれにともなう日系人強制収容によるPTSD(心的外傷後ストレス障害)の表象とそのトラウマからの回復と再生、(2)アメリカ西海岸在住の日系アメリカ人らの人種差別に対するトラウマからの回復の過程、(3)現代の多文化共生社会の中での異文化間交渉に付随する諸課題について論じた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヤマモトの戦後の作品群の中に日系人のトラウマと彼ら彼女らがトラウマを克服していく過程を読み解くことによって、今まで誰も論じてこなかったヤマモト文学の新しい読みの流れが作られるものと考えられる。
その結果、本研究が今後のヒサエ・ヤマモト研究と日系人研究にとって有意義なものとなり、アメリカ西海岸在住の日系アメリカ人らの人種差別に対するトラウマからの回復の過程や、現代の多文化共生社会の中での異文化間交渉に付随する課題への示唆を与えることができたかもしれない。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] アメリカ文学事例研究―トラウマ体験の共有 日系二世作家ヒサエ・ヤマモトの人種差別体験の共有による人種差別への抵抗2017

    • 著者名/発表者名
      長井志保
    • 学会等名
      COCET第41回研究大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2020-03-30  

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