研究課題/領域番号 |
17K13432
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
中国文学
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研究機関 | 大阪大学 (2019-2020) 徳島大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
田中 智行 大阪大学, 言語文化研究科(言語文化専攻), 准教授 (50531828)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 金瓶梅 / 中国古典文学 / 白話小説 / 翻訳 / 小説 / 古典小説批評 / 注釈 / 中国文学 / 古典文学 |
研究成果の概要 |
本研究課題のテーマである『金瓶梅詞話』新訳について、三分冊のうち上巻を2018年に出版し、中巻をほぼ完成させて2021年に出版する予定である。訳語・訳文を丁寧に検討し、難解な語の説明や引用される文学作品の出典、同時代の批評などを注釈に盛り込むなどして、一般読者にとって読みやすく、なおかつ学術的にも価値のある翻訳になるよう努めた。新訳の上巻は、専門家による書評でも訳語の的確さを高く評価された。このほか、翻訳作業の過程で得た成果の一部を論文や学会発表の形で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
『金瓶梅』は書名こそよく知られているものの翻訳に恵まれず、最良の版本に詳細な注釈をほどこした完訳がこれまで出版されていなかった。いままで読まれてきた翻訳は研究が飛躍的に発展する前のものであり、現在の研究水準から見ると不十分な点が多い。本研究の成果である『金瓶梅』新訳の出版は、学術的に信頼できる訳文と注釈を提供するのみならず、一般読者の中国古典、ひいては中国の文化・社会に対する理解の深化にも、少なからず貢献できるものと考える。
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