研究課題/領域番号 |
17K13442
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大塚 行誠 大阪大学, 大学院人文学研究科(外国学専攻、日本学専攻), 准教授 (90612937)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 記述言語学 / チベット・ビルマ語派 / チン語支 / ミャンマー / インド / クキ・チン系 / 言語学 |
研究成果の概要 |
ボム語は、チベット・ビルマ語派チン語支の中部チン語群に属する少数言語であり、インド北東部のほか、ミャンマー西部、バングラデシュ南東部などでも話されている。本研究期間中、研究代表者は、インドのミゾラム州とミャンマーに渡航し、現地でボム語を始めとする様々なチン系言語の記述言語学的な調査を行った。現在は現地で得られたデータをもとに、音韻と語彙の分析、文法の記述を進めている。 さらに、ボム語と同系統のティディム・チン語やアショー・チン語などのチン系言語の調査も行っている。ボム語との対照的観点から方向接辞などの文法現象を調べたほか、名詞修飾構造や言語接触についても研究会や論文などで発表している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
様々な情報が行き交う現代においてもインドとミャンマーの国境地帯の言語と文化に関する学術的資料や現地の調査報告は少ない状況にある。特に、この地域では50を超える数のチン系の言語が話されているが、その多くの音韻、語彙、文法の詳細が未だ明らかにされていない。本研究を通じ、チン系言語と近隣のチベット・ビルマ語派の諸言語との関係を明らかにしてこの地域の言語学的理解を深め、多言語多文化社会であるインドとミャンマーの現状を具体的に描き出すべく、現地でのフィールドワークを主とした調査と研究を進めている。
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