研究課題/領域番号 |
17K13453
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
言語学
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研究機関 | 関西大学 (2019) 長崎外国語大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
松岡 雄太 関西大学, 外国語学部, 准教授 (40526688)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | モンゴル語 / アスペクト / 補助動詞 / 文法化 / 記述言語学 |
研究成果の概要 |
本研究は、現代モンゴル語において、アスペクト的意味を表わす補助動詞の意味・用法の記述とその体系化を目指したものである。その際、文法化の観点から、それぞれの補助動詞の使用制限に着目した。その結果、モンゴル語は「継続」、「開始」、「終了」といった各意味カテゴリにおいて、無標形と有標形が対立していること、有標形はいずれも一定程度、本動詞としての語彙的意味が使用制限という形で残っており、現在文法化しつつある途上にある可能性が高いことなどが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、第一に、日本語や英語のように研究がまだ進んでいない、モンゴル語文法の記述研究に貢献するものであるが、加えて、言語変化・言語接触の理論的な研究にも貢献する点で学術的意義がある。また、将来的にモンゴル語と他言語の詳細な対照研究などが進めば、外国語教育への応用という点において社会的意義も出てくるが、本研究成果はその足がかりの一つになりうる基礎研究と言える。
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