研究課題/領域番号 |
17K13468
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 中京大学 (2018-2019) 志學館大学 (2017) |
研究代表者 |
平塚 雄亮 中京大学, 文学部, 講師 (70757822)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 甑島里方言 / 辞書 / テキスト / 方言辞書 / 方言 / 日本語学 |
研究成果の概要 |
例文・音声付きの甑島里方言の語彙約900語を収集した。この辞書は広く一般にも利用してもらえるよう,国立国語研究所の「危機言語データベース」(http://kikigengo.ninjal.ac.jp/index.html)において公開を行った。また,2年目には方言辞書研究会を2回開催し,本研究の研究計画にある「全国 諸方言の方言辞書作成を活性化させる」という目的を達成すべく研究活動を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語諸方言が消滅の危機にあるなか,文法書,辞書,テキストの3点セットを揃えることが,方言研究の喫緊の課題の一つとなっている。現在,琉球語諸方言を中心にこの作業が急速に進められているものの,日本語(本土)諸方言においてはこれが非常に遅れている点が問題である。本研究では,日本語方言の一つ,甑島里方言の辞書およびテキストを作成し,これを国立国語研究所のウェブサイトにおいて公開する取り組みを行った。この方言の文法書は2015年に刊行されており,本研究により3点セットを備えた。また,辞書・テキストを揃える取り組みを活性化させ,遅れてしまっている危機方言の記述・記録を活性化させる意義があった。
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