研究課題/領域番号 |
17K13470
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
原田 走一郎 長崎大学, 多文化社会学部, 准教授 (00796427)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 危機方言 |
研究成果の概要 |
本研究は消滅の危機に瀕している八重山語諸方言の辞書作成を目的としたものである。音声と例文を付すことに注力し、現代の記録としてふさわしいものを残すことを主眼とした。 結果として、八重山語黒島方言と八重山の近隣言語である水納島方言の語彙を収集することができた。黒島方言については約700語、水納島方言については約200語を収集した。しかし、一部で公開の許可を得られなかったものもある。また、辞書作成を通して黒島方言の文法的特徴についても迫った。特に、最終年度に行った形容詞の形態的、統語的、意味的記述ならびに地理的分布の研究はこれまでに琉球語学および日本語学で示されたことのない現象で重要なものであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の社会的意義は、消滅の危機に瀕する言語(方言)の記録を作成したことにある。日本国内には消滅の危機に瀕している言語(方言)が無数にあるため、そのすべてを記録することに価値がある。本研究では、特に危機度が高く、かつ、言語的多様性が高い八重山地域と近隣地域を対象にしたため、より研究上の意義があると言える。
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