研究課題/領域番号 |
17K13483
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
柳田 直美 一橋大学, 森有礼高等教育国際流動化機構, 准教授 (60635291)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 異文化間コミュニケーション / やさしい日本語 / 接触場面 / 言語的調整 / 説明 / 日本語教育 / 言語学 |
研究成果の概要 |
多文化共生化が進む日本国内において,非母語話者に対する言語的調整である「やさしい日本語」が注目されている。本研究は,口頭での非母語話者とのコミュニケーション問題の解決に寄与すべく,母語話者から非母語話者に口頭で情報提供が行われる〈説明〉場面について,1) 5項目の評価尺度を開発し,高く評価される〈説明〉と低く評価される〈説明〉の特徴を明らかにした。また,2)母語話者が〈説明〉を経験することで起こる言語面の変容を分析してふりかえり活動の有効性と限界を指摘し,専門家が支援すべき点を明らかにした。そして,3)母語話者の〈説明〉を支援するためのツールを開発し,複数の地方公共団体等で実践を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,非母語話者側の評価の観点と言語形式・コミュニケーション方略を照らし合わせ,日本人(日本語母語話者)が外国人(日本語非母語話者)に口頭で〈説明〉を行う際に,非母語話者にとって有効な日本語での口頭コミュニケーションとは何かを解明するものであり,多文化化が進む日本社会において,コミュニケーションという側面から,市民参加型多文化共生社会の実現に大きく寄与するものである。
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