研究課題/領域番号 |
17K13485
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
酒井 彩 九州大学, 留学生センター, 准教授 (60791431)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 日本語教師 / 留学生 / 資質・能力 / 役割 / キャリアサポート / 就職支援 / 就職相談 / 就職活動 / 就業 / 支援 / 大学 / 日本語学校 / 資質 / 能力 / 日本語教育 / 異文化間コミュニケーション / キャリア教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、留学生の進路選択場面において、日本語教師がどのような役割を果たしているか明らかにするため、留学生に対するキャリアサポートとそのために必要な資質・能力に関する調査を実施した。その結果、教師歴10年未満の教師が行ったキャリアサポート28件、教師歴10年以上の教師が行ったキャリアサポート52件が抽出された。また、教師歴10年未満の教師が必要だと考える日本語教師の資質・能力33件、教師歴10年以上の教師が必要だと考える日本語教師の資質・能力50件が抽出された。本結果は、今後の日本語教師養成・研修においてコミュニケーショ力や社会人としての知識も育成していく必要性を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
留学生に対するキャリアサポートの検討段階にある現状において、これまで明らかにされてこなかったキャリアサポートの送り手である日本語教師側の視点から行っているキャリアサポート及びそのために必要な資質・能力について明らかにした点に意義がある。留学生の進路選択場面における日本語教師の役割は、本研究結果が示す通り、多岐にわたり、諸機関と協働し、留学生のキャリア形成の一翼も担うことが求められている。特に教歴に関係なく、コミュニケーション力や社会人としての知識の育成、新人教師へのベテランの教師の暗黙知となっている経験の共有の必要性が示唆されたことは、今後の日本語教師養成、研修の一考に寄与する。
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