研究課題/領域番号 |
17K13487
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
高梨 宏子 東海大学, スチューデントアチーブメントセンター, 講師 (90748542)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 地域の母語支援者 / 外国人児童生徒 / 教科学習支援 / 母語保持育成 / 母語による学習支援 |
研究成果の概要 |
近年増加する外国人児童生徒の教育の中でも教科学習の遅れ、母語保持育成といった課題に着目した。外国人児童生徒に対して学習支援を行う地域の母語支援者が、公立中学校国際教室の支援活動に参加していく過程をインタビュー調査およびフィールドワークによって明らかにした。明らかになったこととして、母語支援者は母語に対する認識を変容させ、支援参加は「母語で学ぶこと」の意義を理解する過程でもあったと言える。また、日本語力の問題等の理由で支援参加ができない時期を乗り越え、支援ができる自己への認識や教育観の変容が起きていた。母語支援者として成長していく過程であることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の意義は、まず、地域の母語支援者の支援参加の過程を明らかにすることで、何が支援参加を促進・障壁となるのかを見いだせる。また、かれらにとって支援参加はどのような経験となるのかを明示するということが挙げられる。さらに、学校での支援を展開していく上で、教員の意識も重要になる。教員が地域の母語支援者をどのように受け入れているのかを分析することで、学校での母語を活用した支援の展望を見出せる。これらの結果から、地域の母語支援者が活躍できる学習支援の場のあり方を検討することができる。
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