研究課題/領域番号 |
17K13500
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 名古屋工業大学 (2020-2022) 豊橋技術科学大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
吉川 りさ 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90782615)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | プロソディ / 語強勢 / 第二言語読解 / 眼球運動 / 横断的アプローチ / 縦断的アプローチ / 読解力構成技能 / リズム / 情意的要因 / 読解プロセス / 外国語読解 |
研究成果の概要 |
本研究は、日本人大学生英語学習者における英語プロソディ処理に関して、横断的アプローチと縦断的アプローチから検討することを目的とした。横断的アプローチでは、学習者が英語を黙読する際の眼球運動を観察し、プロソディ処理の可否を検証した。英語母語話者を対象とした先行研究結果が示すように、日本人学習者が黙読をする際においてもプロソディ表象を構築しながら読みを進めているという結果が得られた。後者のアプローチでは、プロソディ指導が読解力構成素の一つである語彙力の発達に及ぼす効果について調べた。発音・音声指導を受けた学習者は受けなかった学習者に比べて、指導後の語彙テストのスコアが有意に高いことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日本人英語学習者が英語を黙読する際に経る音韻処理について、プロソディの観点から検討した。リアルタイムの読解プロセスを捉える眼球運動計測による実証研究と、プロソディ指導の効果について調べた実践研究から得られた結果は、英文読解プロセスの解明と効果的な読解指導法の確立に向けた基礎的知見となる。
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