研究課題/領域番号 |
17K13507
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外国語教育
|
研究機関 | 筑波大学 (2018-2020) 共栄大学 (2017) |
研究代表者 |
名畑目 真吾 筑波大学, 人間系, 助教 (60756146)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | リーディング / 英語教育 / 文章理解 / 心理言語学 / 計算言語学 / 自然言語処理 / 記憶 / 潜在意味解析 / コーパス / 読解 / 語彙学習 / テキスト分析 |
研究成果の概要 |
本研究は,単語や文が表す概念の意味的な関連度が,英語学習者の文章理解に与える影響を明らかにすることを目的とした。日本語を母語とする英語学習者を対象として行われた複数の実証研究の結果,読解するテキストの単位によらず,意味的に関連したテキスト情報は読解中に処理されやすく,学習者の記憶にも残りやすいことが示された。しかしながら,その影響は学習者の英語習熟度や他のテキスト要因の影響を受けた限定的なものであった。本研究の結果から,英文読解の認知プロセスや指導,教材開発への示唆を得た。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は,コンピューターによって客観的に評価される単語や文の意味的な関連度を扱い,それが英語学習者の文章理解とどのように関わっているかを明らかにしたことである。本研究によって得られた成果は,英語学習者の読解における認知プロセスを解明したり,そのプロセスをコンピューターでモデリングするための基盤となるものであり,今後の研究への応用が期待される。 社会的意義としては,英語学習者が理解しやすい(あるいはしにくい)文章の特徴や学習者の英語習熟度による理解プロセスの違いを明らかにしたことで,英文読解指導や教材開発へ示唆を与えたことである。
|