研究課題/領域番号 |
17K13527
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
加藤 諭 東北大学, 学術資源研究公開センター, 准教授 (90626300)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 都市史 / 催事 / 日本史 / 教育史 / 経営史 / 社会経済史 |
研究成果の概要 |
本研究は、公会堂、講堂、百貨店催事場の持っていた多目的性そのものに着目し、それぞれの設置背景、催事の全容、来場者や世論の反応を抽出し、相互作用と変容を比較することで、両大戦間期、都市において多目的催事空間が果たした機能と役割を立体的に解明することを目的とした。 対象地域として多目的催事空間の比較が可能な仙台を取り上げ、類似施設の東京での状況、催事の巡回性など全国的視点とも関連させて研究を進めた中、催しを通じたひとびとの視覚的経験と近代都市の変容を抽出し、両大戦間期における都市の「多目的催事空間」の実態と歴史的意義について実証的に解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、多目的な催事を展開してきた「多目的催事空間」として位置づけ、近代都市における役割と機能を解明した点にある。また社会的意義として、本研究成果は、谷内正往・加藤諭『日本の百貨店史』日本経済評論社、2018年、加藤諭『戦前期日本における百貨店』清文堂出版、2019年、 等の単著、共著の研究書や各種論文・学会報告を通じて社会に還元することが出来た。
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