研究課題/領域番号 |
17K13530
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
櫻澤 誠 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (90531666)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 日本史 / 沖縄 / 経済開発 / 観光業 / 相互認識 / 琉球政府 / 米国民政府 / 日本政府 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、近現代沖縄における観光業の主要産業化過程を明らかにすることである。研究にあたっては、「1930~40年代前半の模索期」、「1950年代の草創期」、「1960~70年代の主要産業化期」に時期区分したうえで、各時期の「経済開発と観光業」、「観光業の実態」、「相互認識」の検討を行った。それによって、「沖縄イメージ」論とは異なる形での、戦前・戦後を通した、観光業の主要産業化過程が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
まず、社会学や観光地理学などの研究が先行するなかで、歴史学の手法に基づく実証的研究によって、沖縄観光業の主要産業化過程を明らかにした点に学術的意義があると考える。また、アジアに拡がる航路での移動や、日沖を含めた沖縄と他地域との相互認識の検討を行った点も重要である。さらには、近年、沖縄県の観光収入が軍関係受取の約2倍に達し、観光業の重要性が増しているなかで、主要産業化への歴史を実証的に把握したことは、重要な社会的意義を持つと考える。
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