研究課題/領域番号 |
17K13538
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
佐川 享平 早稲田大学, 大学史資料センター, 助教 (30756375)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 日本近現代史 / 炭鉱労働 / 上野英信 / 筑豊文庫 / 日本史 |
研究成果の概要 |
本研究は、福岡県直方市が所蔵・管理する記録作家・上野英信旧蔵の「筑豊文庫資料」の調査・整理作業を基幹に据えたものである。直方市との協力関係のもとに進められた整理作業を通じて、5000件以上の資料で構成される「筑豊文庫資料」の全体像が明らかになった。また、「筑豊文庫資料」に含まれる特徴的な資料(個別炭鉱企業の資料や、炭鉱関係者からの聞き取り記録など)の把握と分析によって、民衆史的視座から日本炭鉱労働史研究を推進した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、中小炭鉱の労働者の姿を描き続けた上野英信の「筑豊文庫資料」を活用することで、これまで経営史の分野で研究蓄積の進んでいた炭鉱(労働)史を、民衆史的的視座から捉え直すことを企図したものであり、炭鉱の歴史像の豊富化に寄与した。また、本研究を通じて、全くの未整理状態であった5000件超の資料が整理されたことによって、本資料を用いて研究を推進するための基盤が整備され、今後の研究の進展に寄与することになった。
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