研究課題/領域番号 |
17K13540
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 梅花女子大学 |
研究代表者 |
前田 英之 梅花女子大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (80756099)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 荘園制 / 平家領 / 関東御領 / 領域型荘園 / 複合的荘域構成 / 地頭 / 平家政権 / 鎌倉幕府 / 好島荘 |
研究成果の概要 |
本研究では、関東御領(鎌倉殿を本所もしくは領家とする荘園・公領)に関する史料を網羅的に収集してそのデータを一覧表にして整理し、鎌倉期を通じての段階的特徴の推移を跡付けた。また、平家領に由来する関東御領が有した幕府の地域支配における積極的役割や、主に東国有力御家人が補任された預所と在来勢力(地頭など)との関係、収取構造などを具体化することにつとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の荘園制研究では、室町期以降、幕府が荘園制の主催者となった様相が具体化され、その要因として鎌倉幕府の軍制構造が果たした役割が注目されている。本研究では、関東御領を有した幕府が鎌倉期における最大規模の荘園領主であった点も上記の要因として看過できないことを論じた。 荘園制は日本史学習において難解な分野とされることが多いが、荘園制の展開を鎌倉期~室町期まで架橋させて把握する本研究の取り組みは、幅広い方々の理解を助けることになると考えている。
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