研究課題/領域番号 |
17K13542
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 神奈川県立金沢文庫 |
研究代表者 |
貫井 裕恵 神奈川県立金沢文庫, 学芸課, 学芸員 (40782868)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 日本中世史 / 中世寺院史 / 古文書学 / 聖教 / 寺院史料論 / 寺誌 / アーカイブズ / 史料論 / 歴史叙述 / 中世史 / 寺院史料 / アーカイヴズ / 目録 / 書誌 / 寺院史 / 日本史 / アーカイブ |
研究成果の概要 |
多くの文書・記録・聖教史料を集積している中世寺院である東寺(教王護国寺)や関連する寺院の史料を取り上げ、中世寺院のアーカイブズの様相を、寺誌を中心に把握しようと試みた。さらに史料を統括する寺院組織として執行職に注目し、その職務とそこで収集された情報の利活用のありかたを明らかにした。これにより、中世寺院のアーカイブズの様相を、寺院組織と史料の保存と書承行為、すなわち寺院社会における情報の蓄積・授受・伝達のありかたを精査したうえで、寺誌の果たす役割について究明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本中世において、政治的・社会的・宗教的に重要な位置を占めた寺院では、膨大な史料(古文書・古記録・聖教など)が集積された。本研究課題では、こうした史料を題材として、従来の寺院組織論および寺院史料論の成果をふまえつつ、進展しつつある目録学と寺院史料調査の成果を積極的に取り入れて、新たな寺院史像を再構築しようとした。さらに、寺院組織とその史料管理システムという切り口から分析することで、寺院史料のもつ特質を析出し、寺院史料論の体系化を試みた。とくに、寺院に集積されるアーカイブズへの考察について、寺院の歴史叙述である寺誌に着眼して検討を加えたことは、本研究に独自の観点であるといえる。
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