研究課題/領域番号 |
17K13552
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小林 亮介 九州大学, 比較社会文化研究院, 講師 (50730678)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | チベット / 中国 / 清朝 / イギリス / アメリカ / 日本 / 対外関係 / ダライラマ政権 / ダライラマ13世 / 清 / 外交 / 辛亥革命 / 真宗 / 東チベット / 中華民国 / 領域 / 政治的地位 |
研究成果の概要 |
本研究は、アメリカ・イギリス・台湾・日本など国内外での調査を通じたチベット語文書史料の取得と、それらの分析を通して、20世紀初頭におけるダライラマ13世(1876-1933)とイギリス・日本・アメリカなど列強各国との接触・関係構築の経緯を明らかにしつつ、これまで不明瞭な点が多かったダライラマ政権の対外関係の実態を究明した。それにより、ダライラマ政権による、清朝崩壊前後における、チベットの政治的地位と領域の確立に向けた模索の経緯が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、20世紀初頭におけるチベットのダライラマ政権(1642-1959)が、近代国家が存立していく上での要件となる、政治的地位(国際的地位)と領域(国境)の確保・確立をめぐって展開した、対外政策・対外関係の実態を究明したものである。とくに、これまでこの分野であまり利用されることのなかったチベット語書簡史料を用いつつ、ダライラマ13世(1876-1933)が、旧来のチベット仏教文化圏(チベット・モンゴル)を超えて、イギリス・アメリカ・日本などの列強諸国と接触・交渉を通じて、国際社会において自己意識を確立していく過程を明らかにした。
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