研究課題/領域番号 |
17K13553
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 神戸市外国語大学 |
研究代表者 |
西田 愛 神戸市外国語大学, 外国学研究所, 客員研究員 (90723693)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 古代チベット / 古チベット語文献 / 敦煌 / 占い / Old Tibetan / ブータン / ラダック / 古代チベットの信仰 / 輪廻形態説示 / 仏教伝道 / 十二縁生祥瑞経 / 置換 / 神国道説示 / 古チベット語文献(Old Tibetan) / ザンスカル / チベット古代宗教 / 中央アジア史 |
研究成果の概要 |
20世紀初頭に敦煌石窟をはじめとする中央アジアの諸遺跡からもたらされた古チベット語文書の中には、手紙や裁判、契約、医学などの非仏教文献が多数含まれている。中でも古代チベットの土着宗教を基盤とし、その実例を反映する占い文書は、チベット古来の信仰の具体相を知る上で貴重な資料であるにもかかわらず、これまで十分に研究されてこなかった。 本研究では、古チベット語占い文書の解読と分析を進め、それらと同時代に作成された他言語の占い文献との関連や現代のチベット語文献との継承関係の解明に取り組んだ。また、土着宗教に関わる古チベット語文書についても解読と分析を進めることで、古代チベットの信仰の実態解明を目指した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、古チベット語占い文書の解読と分析を行い、それらと同時代に作成された他言語文書との比較研究を行った。これにより、古チベット語文書の作成された社会背景が明らかになるとともに、多民族が交錯する古代中央アジア世界の言語使用の実態や当該地域における文化交流の具体相が見えてきた。 一方で、本研究では、現代チベット社会で実践される占いや占い文書に対する調査を実施した。そこから得られた成果は、占いをはじめとするチベット文化の連続性やチベットにおける文化継承のあり方を考える上で有益な資料となると期待できる。
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