研究課題/領域番号 |
17K13554
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 川村学園女子大学 |
研究代表者 |
辻 明日香 川村学園女子大学, 文学部, 准教授 (60549509)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 東西教会合同運動 / コプト教会 / 十字軍 / 東方教会 / 異文化交流 / 中東 / 西アジア / 東方キリスト教 / エルサレム / 東洋史 / コプト / ビザンツ / 教会合同運動 |
研究成果の概要 |
15 世紀、ヨーロッパにおいて東西教会合同運動が盛り上がっていた頃、中東においても、反カルケドン派の東方キリスト教諸教会は互いの連携を強化し、カトリック教会による呼びかけにも積極的に対応していた。ペスト流行後の世界を東方キリスト教諸教会は互助しあうことで生き残っていったと推測されるが、本研究はその萌芽を十字軍期(11-13 世紀)エルサレム王国周辺における、キリスト教諸教会の接触に見出し、十字軍期西アジアにおける様々な勢力の絡み合いに注目し、東方キリスト教諸教会間の連携、ラテン(カトリック)教会への対応などを考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東方キリスト教諸教会の一部が、東西教会の再合同を目指したフェラーラ=フィレンツェ公会議に使節を送ったことは知られているが、この時期の東方キリスト教諸教会に関する研究はわずかである。その結果、一般には15世紀以降にヨーロッパが彼らの存在を「発見」し、宣教を通じて「啓蒙」したと考えられがちである。本研究の意義は15世紀における東西教会の接触の萌芽を十字軍期(11-13 世紀)エルサレム王国周辺における、キリスト教諸教会の接触に見出したことにある。
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