研究課題/領域番号 |
17K13572
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
考古学
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研究機関 | 総合地球環境学研究所 |
研究代表者 |
近藤 康久 総合地球環境学研究所, 研究基盤国際センター, 准教授 (90599226)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | アラビア / オマーン / ハフィート / ウンム・アンナール / ワディ・スーク / 景観 / 墓制 / 文化生態 / 完新世 / 青銅器時代 / 考古学 / モンスーン / 水環境 / オアシス / 地理情報システム(GIS) / 気候変動 / 人間生活環境 |
研究成果の概要 |
オマーン内陸部のバート地区とタヌーフ地区における遺跡調査を通して、オアシス形成期に相当するハフィート期(紀元前3200-2750年頃)からウンム・アンナール期(前2750-2000年頃)、ワディ・スーク期(前2000-1600年頃)、後期青銅器時代(前1600-1300年頃)へと、社会-生態環境が変化する中で、埋葬文化が形態を変えつつ長期的に連続することが実証された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
熱帯乾燥地域にありながらインド洋モンスーンの影響を受けるアラビア半島南東部の「モンスーンアラビア」という文化生態地理圏において、紀元前4千年紀から2千年紀にかけて在地の文化が長期的に持続することが実証された点は、ポスト石油時代の湾岸アラブ社会の持続可能な発展のあり方を構想する上での重要なヒントとなる。学術的には、タヌーフ地区において洞穴利用を伴う墓地遺跡を発見したことが新知見として特筆される。
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