研究課題/領域番号 |
17K13587
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 神戸大学 (2018-2019) 長崎大学 (2017) |
研究代表者 |
阿部 哲 神戸大学, 国際人間科学部, 助教 (90732660)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 文化人類学 / 環境倫理 / 身体技法 / 近代化 / 宗教学 / 実践理論 / 近代西洋科学知 / イスラーム / 環境 / イラン / 西洋近代科学知 / 環境問題 / 科学知 |
研究成果の概要 |
これまでは科学知が問題の所在や解決策の提示において中心的役割を担ってきたイランの環境分野で、イスラーム法学者・専門家がイスラーム的道徳観を介して環境議論に加わり、新たな言説と実践が生み出されている。本研究では、環境分野で適用され始めた、イスラーム知に基づいた環境アプローチを多角的に考察し、その宗教的環境倫理や理論的裏付けに着目しながら、イスラーム知と科学知との併存関係性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近代化やグローバリゼーションに伴う「変化」に対してイスラーム文化は不寛容で、後進的であるという論調がメディアに浸透している。本研究では、現地調査と文献資料調査に基づいて、このような論調を批判的に検討し、環境分野で現出するイスラーム的視座に注目しながら、時間や場所とともに変容し続けるイスラーム文化の多様性について理解を深めることを目的とした。
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