研究課題/領域番号 |
17K13590
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
高橋 五月 法政大学, 人間環境学部, 教授 (50791084)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 文化人類学 / 災害 / 環境 / 漁業 / 日本 / 未来 / 福島 / サステイナビリティ / 海 / 水族館 / 原発事故 |
研究成果の概要 |
本研究は、福島県および茨城県にて複数回実施した現地調査を通して、2011年に発生した福島第一原発事故が沿岸漁業にもたらした影響とその影響下で「未来」を模索する沿岸漁業者たちの姿を明らかにした。また、文化人類学者たちがこれまで議論してきた「未来」、「環境」、「災害」に関する先行研究を参考にしながら、原発事故後の海ににおいて、これらの概念がどのように絡み合い、作用し合っているのかを明らかにした点が本研究の成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、今後も生業の場として原発事故後の福島沿岸で生き続けようと奮闘する漁業者を対象に、彼らが模索する「未来」について検討する。福島原発事故という国際的な注目を集める事例において、「試験操業」という未来が不確定な期間に詳細な人類学的現地調査を通して「未来」を模索する実践と変容過程を具体的に明らかにする本研究の意義は学術的だけでなく社会的にも大きい。
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